禅林をゆく
支離鄙俚(しりひり)の言、奉じて鴻宝と為す
2014年10月29日水曜日
的があるから矢が飛んでくる
垜生招箭
…
垜(あづち)生(な)って
箭(や)を招く
註:
あずち(的を置く土盛り)が出来上がると、待っていたとばかり矢が飛んでくる。百丈広録では、「およそ言葉というものはこういうものだ」という。つまり、何か或ることがらを言葉によって対象化し、定立させようとすると、自らディレンマに陥ることになる。それは言葉というものが自ら招く宿命だ、という喩えである。虚堂録二。大慧語録十五。
出典:
句双紙 (新日本古典文学大系 52)
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